太極拳とカンフーのブログ『天天練功夫』

ある指導者の、あれこれ武道に関する日記です

カンフー前のストレッチについて

カンフーの練習の為のストレッチ
長拳などのカンフーの練習をする時に、ウォーミングアップを行うと思います。

ウォーミングアップの内容は主にストレッチで、その最大の目的は柔軟性を高めて、怪我の予防と疲労回復です。

その他にパフォーマンスの向上もできますが、健康維持という目的でレッスンをする場合は、そこまで行う必要はないと思います。

 

ストレッチとは〝伸ばす〟という意味で、スポーツの場合は筋肉を伸ばすということになります。ではストレッチにはどのような種類があるでしょうか。

 

主に動的と静的ストレッチがあります。(その他にも色々あります)

静的ストレッチ スタティックストレッチ

動的ストレッチ①ダイナミックストレッチ

        ②バリスティックストレッチ

静的ストレッチはよく分かりますが、動的ストレッチの①②の違いはどうでしょうか。

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太極拳は本当に戦えるのか

中国武術と太極拳
最近中国では、形意(けいい)太極拳と、現代の格闘技との試合が話題になっています。

中国では、渾元形意(こんげんけいい)太極門の家元である馬保国という偉い先生が、いかに自分が行っている太極拳が凄いかを証明するために、現代のアマチュア格闘技選手と試合を行いました。結果はどうでしょう。

youtubeの動画アドレスを載せておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=LZ2bv3ucYcM

結果はご覧の通りです。

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競技大会での螳螂拳について

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螳螂拳は本来、螳螂がセミ、また昆虫などを二つのカマで素早くとる動きから、ヒントを得て、戦えるように生みだしました。

いまでは套路(型)の演武が多い。

演武といってもやはり武術の動きですので、そんなに両腕を回す必要はないと思いますし、やはりスピードとパワーが一番の評価基準だと思います。

それがなければ螳螂拳ではなく、螳螂舞になってしまいます。

どうも腑に落ちない。私の考え方が古いのでしょうか。

伝統武術では古いほうがよかったじゃなかったかな....。

価値観の違いでしょうか。

それとも競技のルールですか。

伝統拳の評価基準を疑問に思う一瞬でした。

『中国カンフー・太極拳』オンライン・ライブレッスンを始めました!

中国カンフーと太極拳のオンラインレッスン
  研究会では5月5日のこどもの日から、子どもと大人の生徒さんに向けて『こどもカンフー、大人カンフー、大人太極拳』の3つのオンライン・ライブレッスンをスタートしました。

コロナ渦中にあって初めてのオンラインレッスンということもあり、5月一杯は体験無料で実施しておりますが、おかげ様で沢山の方にご参加頂き嬉しい限りです。

今回は、レッスンの詳細を簡単にお伝えします。

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5月からオンラインレッスンを始めました!

カンフーと太極拳のオンラインレッスン
徐其成中国武術研究会では、COVID-19・コロナウィルス感染症の外出自粛制限にともない、2月末から各教室の閉鎖を行っております。

生徒の皆さまには、長い間ご迷惑をかけておりますが、教室再開は慎重に考えたいと思っています。

 

そこで、今月5月から、おうちで出来る中国武術『カンフー・オンライン・ライブ講座』を実施しております。

コロナウィルスの影響で自宅自粛が続く中、身体も心も鈍りがちになりますが、カンフーや太極拳で体を動かしてストレスを解消し、この厳しい状況を共に乗り越えましょう!

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『第28回京都府武術太極拳競技大会』に参加しました

第28回京都府武術太極拳競技大会

1月26日、京都武道センターにて「第28回京都府武術太極拳競技大会」が開催され、研究会からは約20名のジュニア・シニア選手が参戦してきました。

今回は大阪での長拳検定試験に赴く生徒もあった為、参加人数は少なかったものの、皆それぞれに自分の目標を目指して頑張りました。

また徐言偉が定期指導に伺っている、宇治市太極拳協会の平盛武術倶楽部の青少年選手達や、その他チームの沢山の方の参加があり、白熱した試合模様となりました。

そして今回はKBS京都の取材カメラが入り、研究会の生徒もインタビューを受けたりと、いつもと違う賑わいを見せた一日でした。

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謹賀新年

龍山寺

明けましておめでとうございます。

旧年中はお世話になりまして、誠にありがとうございました。

本年も、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

元号が令和となり2年目の年となりました。

今年はオリンピックの開催が予定されていたり、また様々な社会問題の深刻化も懸念されていたり、2020年も吉凶色々なことがあると思います。

研究会では変わらず生徒の皆さまに喜んでいただけるように、心を込めてレッスンやイベントを行っていきたいと思っています。混沌としたこの時代を、しっかりと地に足をつけて気を引き締めて歩んでいくのが課題です。

新しい年が皆さまにとって明るく佳い一年となりますように、また良い年としていけますように心よりお祈り申し上げます!

今年もお世話になりました。

年末

2019年も残りわずかとなりました。

今年も沢山の皆さまに支えられて、教室の運営やイベント等さまざまなことを行うことができましたことを、心より感謝申し上げます。

未熟な点が多く至らないことも多々あったと思いますが、来年も皆さまの健康や充実した生活を送るためのお役に立てるように、微力ながらも努めていきたいと思います。

2020年も、どうぞ宜しくお願い致します。

そして、美味しいものを沢山食べて、どうぞ良い年末年始をお過ごし下さい!

今年も残りわずかとなりました ~秋からのイベントに参加して②

 

今年の後半も沢山のイベントに参加しましたが、一番印象に残ったものは、令和を祝した武術表演でした(上記写真)。

 

11月2日:

「巳往平成春 令和夏鳴蝉 秋聚京洛庭 雪彩冬東山 日練太極拳

11月2日、京都府武術太極拳連盟主催の『平安神宮太極拳奉納演武』が行われ、全国から900名の愛好者が集い、太極拳表演を行いました。

そして京都市武道センターにて〝令和元年特別イベント〟として、ご参加頂いた皆様に向けて、京都府在住の選手達による『中国武術・特別表演』が行われました。

 

会場では、「群太鼓」の力強い和太鼓演奏に始まり、「宇治市太極拳協会」「中国武術・拳正武館」のジュニア選手の皆様による表演、そして研究会からは6名のジュニアが演武を披露しました。

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今年も残りわずかとなりました ~秋からのカンフーイベントに参加して①

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年の瀬も迫り、今年も残りわずかとなりました。

そして、今日はクリスマスですね。

メリークリスマス!皆さまにとって、温かい良いクリスマスであります様に。

 

さて、長年お世話になったヤフーブログからこちらに移ってきましたが、秋に参加したイベントの記事が書けていませんでした。

公式サイトやフェイスブックの方ではご報告させて頂いておりましたが、改めて記録としてブログにも書き留めたいと思います。

思い返すと、今年の後半も色々なイベントに参加させていただきました。

 

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『結果と過程』~近畿大会に出場して

先週の日曜日、研究会の19名の子ども生徒達が「近畿ジュニア武術太極拳大会」に参加してきました。

日頃の練習の成果を発揮すべく、皆それぞれにとても頑張りました。

そして成績以外に、各々色々な感想と様々な課題を持ち帰ったことでしょう。

指導者も勿論その内の一人ですが、試合後にはいつも思うことがあります。

 

試合というのは結果が求められる場でありそこはとても大切なことですが、入賞できる選手は半分またはそれ以下で、メダル獲得となるとほんの一握りです。

だから、入賞できない可能性の方が高いわけですね。

でもそんなことは分かっていて、なぜ試合に出場するのでしょうか?

例えば毎年思うような順位に届かなくても、なぜ?

失敗もするかも知れないし、入賞できなくて悔しい思いをするかも知れないのに、なぜでしょう、、、?

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全日本武術太極拳大会にて、辻選手が入賞しました!

先日の712日から3日間、岡山県にて『第36回全日本武術太極拳選手権大会』が開催され、1500名を超えるジュニアからシニアまでの選手が武術太極拳の日本一を競いました。

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徐言偉が定期的に指導に伺っている宇治市太極拳協会から、辻直人(つじなおと)選手が蟷螂拳にて出場、見事6位に輝き、昨年から順位を上げての入賞となりました。
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そして今年は同点にて3名の選手が6位となり、白熱した試合模様となりました。

兎にも角にも辻選手の毎年の努力が実を結び、素晴らしい結果を残されたことを心より称え、お祝い申し上げたいと思います。

本当に、おめでとうございます!!

また、これからも頑張っていきたいと思います、どうぞ宜しくお願いいたします。

宇治市太極拳競技会の記事が、新聞に掲載されました!

先日の宇治市武術太極拳大会の様子が、地元の『洛タイ新聞』に掲載されました。
宇治協会の全16団体の皆さまと、研究会の選手の皆が、活き活きと演武を行った様子が記されています。
又これからもカンフーの練習に励み、様々なことに楽しんでチャレンジしていきたいものですね。皆さま、本当にお疲れ様でした。
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▲今大会で最高得点を獲得し、特別選手賞を受賞した研究会の本谷啓太郎選手の写真が掲載されました。やったね!
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萬紫千紅 ~子ども達から見えてくること

『萬紫千紅』
 
中国の言葉で、「萬紫千紅(ばんしせんこう)」という言葉があります。
萬紫千紅とは、〝さまざまな花が色とりどりに咲き乱れている〟という意味です。
私はこの言葉のもつイメージがすごく好きで、カンフー教室に通ってくれている子ども達を見ていて鮮やかに目に浮かぶことがあります。
 
子どもというのは、生まれた時から各々個性が異なるようです。
その後、環境によって作られる部分もあると思いますが、元々各人にそなわっているものがあるようで、性格的な長所・短所も異なり、得意・不得意なこと、体力や身体能力、そして感性も異なります。
なので、各個性を考慮して武術の指導をして行くのはいうまでもないことですが、その上でも伸びるスピードの差というのは当然のように現れてきます。
なるべく皆が同じ様に成長して欲しいと願うのですが、限られた環境や時間の中では現実的に難しい面もあります。
そして、そんな時は萬紫千紅を思い出します。

宇治市太極拳競技会に、ジュニア選手が出場しました!

先週の日曜日、京都府宇治市黄檗(おうばく)体育館にて宇治市太極拳協会による武術太極拳競技会が開催されました。
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当日は暑すぎず過ごしやすい天候で、萬福寺近隣にある公園体育館は爽やかな新緑に包まれた、清々しい気に満ちた場所でした。
研究会からは18名のジュニア生徒が参戦、徐言偉が定期的に指導に伺っている平盛武術太極拳倶楽部の選手も例年通り参加して、大変賑やかなものとなりました。
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またこの大会は50回以上開催されてきた伝統あるものですが、今回はご高齢の方から幼児まで約200名のシニア・ジュニア選手の皆さまが出場されました。
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研究会の生徒にとっては初めて参加する試合ということもあり、多少の緊張もありましたが皆意気揚々と臨むことができ、各々に力を発揮しました。
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お蔭さまで沢山の選手が入賞しましたが、入賞できなかった選手もとても頑張りました。
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それぞれが自分の良い部分や、新たな課題を発見できたのではないでしょうか。
成績だけでなく、試合に頑張ってチャレンジした、元気に出場できたということを誇りに思い、これからも楽しくカンフーの練習に励んで欲しいと願います。
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そして今回お誘い下さった水谷会長を始め、お世話になったスタッフの皆さま、選手の親御さんに心より感謝申し上げます。
 

 

宇治市協会の素晴らしい理念のもと、こうして皆で参加できたことを嬉しく思います。
子ども達にとって、充実した良い経験になっていたら何よりです。お疲れ様でした。
またこれからも頑張って指導にあたっていきたいと思います、どうぞ宜しくお願いいたします!
 
★成績
男子
◎初級刀術・1位 本谷啓太郎選手 
~本谷選手は本試合で最高得点を獲得し、特別選手賞を受賞しました!
おめでとうございます!!
 
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 ◎初級長拳
1位 原田詠陸選手
2位 田名瀬優青選手
3位 八木楓月選手
 
◎ドラゴン長拳
1位 坂田蒼一郎選手
2位 入江祐仁選手
3位 西村篤人選手
 
◎パンダ長拳
1位 細川昊輝選手
2位 小林幸靖選手
3位 諸頭海杜選手
 
 
女子
◎初級剣術 
1位 川島璃子選手
 
◎初級長器械
1位 田名瀬優陽選手(槍術)
2位 小俵あこ選手(棍術
3位 渡部真衣選手(棍術
 
◎ドラゴン長拳
3位 中川明音選手