太極拳とカンフーのブログ『天天練功夫』

ある指導者の、あれこれ武道に関する日記です

競技大会での螳螂拳について

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螳螂拳は本来、螳螂がセミ、また昆虫などを二つのカマで素早くとる動きから、ヒントを得て、戦えるように生みだしました。

いまでは套路(型)の演武が多い。

演武といってもやはり武術の動きですので、そんなに両腕を回す必要はないと思いますし、やはりスピードとパワーが一番の評価基準だと思います。

それがなければ螳螂拳ではなく、螳螂舞になってしまいます。

どうも腑に落ちない。私の考え方が古いのでしょうか。

伝統武術では古いほうがよかったじゃなかったかな....。

価値観の違いでしょうか。

それとも競技のルールですか。

伝統拳の評価基準を疑問に思う一瞬でした。