太極拳とカンフーのブログ『天天練功夫』

ある指導者の、あれこれ武道に関する日記です

立命館・孔子学院にて『太極拳体験レッスン』を行いました

先日の土曜日、京都市北区にある立命館孔子学院にて、太極拳体験レッスンを行いました。
この日は春らしく心地良い青空が広がる朝でしたが、お蔭様で沢山の方にお集まり頂きました。
今回は、武式(ぶしき)太極拳を行いましたが、まずは中国の健康体操である八段錦(はちだんきん)から始め身体をほぐし、太極拳の基本から単式、連続動作に至りました。
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武式太極拳は、清の時代に武禹襄(ぶ・うじょう)先生により創始された太極拳で、動作は比較的に小さく伸びやかで、両腕で円を描く運動が多くみられるのが特徴です。
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姿勢は高めで膝にかかる負担も少ない為、太極拳を初めて行う方や脚力が弱い方でも行い易いのが特徴です。
 
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ご参加された方は皆さま集中して臨まれ、熱心に身体を動かしておられたご様子でした。
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太極拳の魅力は、手足を同時に思うように動かすという難しさの中において、ゆったりとした動作に身を任す楽しさを感じる、といったものですが、短い時間の中でもそうしたことを体感して頂けていたら、嬉しく思います。
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そして、太極拳を続けて練習することで、普段使わない筋肉や関節を刺激し活性化して、健康上での様々な不調の改善や体力の向上を図ることが望めるのですが、それと同時に脳にとっても大変良い刺激となり、リラックス効果も得られることが出来ます。
また、こうした健康の為の太極拳の練習は極めて個人的なものでもあり、他者と比べる必要もない為、ストレスの多い現在の生活において精神的な安定を計ることが出来ます。
中国において、長年に渡り行われ続けてきた健康法の良さがそこにあることを、実感出来ると思います。
 
そして、レッスンの最後には5種類の太極拳の表演を少しばかり行い、それぞれの違いを説明しました。色々な太極拳を見比べることで、理解を深めることに繋がったとご好評も頂き嬉しい限りでした。
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孔子学院での体験レッスンはこれで5年目となりました。
今回で太極拳の基本の全5種類を行ったことにもなり、また次回も様々な年代の方に太極拳の魅力を伝えることが出来るように、これからも努めて精進していきたいと思います。
今回ご参加頂きました皆さまを始め、毎回お世話になっている学院スタッフの皆さまに、心より御礼申し上げます。お疲れ様でした。ありがとうございました。