太極拳とカンフーのブログ『天天練功夫』

ある指導者の、あれこれ武道に関する日記です

立命館孔子学院〝太極拳体験講座〟第一回目

去る516日「立命館孔子学院・10周年記念イベント中国理解講座」にて、徐言偉が講師として〝太極拳体験講座〟を開きました。

 

第一回目は、易筋経(えききんきょう)、孫式(そんしき)太極拳を中心に、何方でも出来るように簡単なプログラムで構成しました。

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 中国古来の健康体操(氣功)である易筋経は古くから少林寺に伝わるもので、体を温めるための準備体操や運動後の疲れをとる体操として、又、日常生活で凝り固まった体の疲れを取るための運動として最適です。

様々な角度から筋肉や関節などにアプローチして行くのが特徴で、一見するとユニークな動作を行いますが、大変合理的な体操でもあります。

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 孫式太極拳は、5種類ある太極拳のうち最も体に負担の少ない動きで構成されているもので、開合活歩(かいごうかつほ)太極拳とも呼ばれ全体の姿勢が高く、体重移動時に必ず後ろ足が前の足についていく跟歩(こんほ)が特徴です。

これは膝にかかる体重の負担が少なく、関節を痛めるリスクも最小限に抑えられます。

また両手は開合(かいごう:あわせてひらく)の動きで運動中に休息ができて、体左右のバランス感覚が高められます。

 

運動が苦手な方や体力に自信のない方、ご年輩の方に適した行い易いもので、関節内環境の改善や、脳の活性化(協調性運動能力)の健康効果を得られます。 

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 前回の授業ではこれらを行いましたが、初心者の方が多い中、皆さん大変上手に行っておられましたね。お疲れ様でした。

 

次回は明後日の30日(土曜日)に、易筋経と陳式(ちんしき)太極拳を行います。

陳式太極拳5種類の中で最も難しいものとなりますが、段階を踏んで初心者の方でも行い易いプログラムを用意しております。

また授業でお会いできるのを楽しみにしております。

又どうぞ、宜しくお願い致します!