中国郷土料理のご紹介 ~落花生の塩香味炒めレシピ
寒くなったり暖かくなったり、忙しい初冬ですね。
今日はカンフーから離れて、中華料理のレシピをご紹介したいと思います。
ご興味のある方は、お付き合いくだされば嬉しいです。
レシピをご紹介する前に初っ端から話はそれるのですが、
私はカンフーや太極拳を教えるのが仕事なので、ほぼ毎日朝から晩まで、当然の如くずっと携わっているのですが、その為休みの日は全く別のことをしたくなります。
(皆さんも、そうした方は多いのでは?)
時間がある時は釣りに行ったりしますが、最近は家で料理をするのが面白くなってきて、、、というか、食べたい郷土料理が売っていないので仕方なく、少しずつですが懐かしい味を再現しています。
そこで先日、中国東北地方の味『落花生の塩香味炒め』を作りましたが、これが結構簡単で美味しかったので、ご紹介です。
落花生の塩香味 炒め
材料
生落花生250g、塩400g程、八角・花椒・月桂樹・生姜、各少々、水
①まずは鍋に水を入れて、香味材料を全部入れます
熱伝導率が良い鉄フライパンを使用しましたが、鍋でも出来ると思います。
またこの時、水は250㏄程入れましたが、後から思うと少し多かったようなので、もう少し少なめがお勧めです。
②落花生を入れます
香味材料を入れて良く沸騰させてから、落花生を一気に全部入れます。
落花生が水分を全部吸うまで、焦げない様にしながらよく炒めます。
③落花生を水で洗います
落花生を一旦ボールに入れて、水でさっと洗いザルにあげます。
これは、香味材料や落花生についているクズなどを一回きれいに落とす為です。
落花生がしっかり香味を吸っていますので、これで味がなくなることはないので心配いりません。
④フライパンで塩を炒めます
再び熱したフライパンに塩を全部入れて炒めます。
この時油は使わず、から炒りします。
塩がさらさらになるまで炒ります。
⑤落花生を再び入れて炒めます
塩をから炒りした所に、先程の落花生と香味材料を全部入れて炒めます。
塩の量は結構使いますが、塩が落花生をコーティングすることで、直接炒るのではなくじっくりと炒ることが出来て香ばしさもUPします。
⑥ひたすら炒め続けます
白かった塩がさらさらのこげ茶色になるまで、弱火でひたすらずっと炒め続けます。
そして、炒める所要時間は30分もかかりました!
(水が多かったと思ったのは、炒め時間が長くなった為です💦もう少し最初の水を少なくすれば、時間も短くなると思います。)
最後はこんな感じになりました。
⑦落花生をザルにあげて完成
炒め終わった落花生をザルにあげて、塩を振るい落して完成です。
「出来上がり!」
そして、、、
余った塩は保存
使い終わった塩は勿体ないので保存して、又次回に炒める時に使ってみようと思います。
ただ、これだけ焦げていたら上手く使えるかは疑問ですが、、、😅
味の感想
塩をかなり使ったので結構塩辛くなったかと思いましたが、冷めて馴染むと、香味材料の味の方が引き立ち、塩辛さはあまり感じませんでした。
でも、普通よりは少し塩辛いと思います。
食べる時は、薄皮を剥がして食べますが、ぽろぽろと簡単に剥がれます。
指先が汚れることは仕方ないですが、それよりも美味しいのが一番ですね。
ということで、とても美味しくて手が止まらない味でした。
お酒のアテに最高です!
ただ、やはり染み込んだ分の塩分が気になるので、一度に沢山食べるのは控えた方が良いかも知れません(私は食べてしまいましたが、、、)。
あと、乾燥した唐辛子を一緒に入れて炒めると、四川風のピリ辛にもなり、美味しいですよ!
追記
今回使ったピーナッツは、三等級の小粒のものでしたが、本当は一等級の大粒の方が更に美味しくできるのでは、と思いました。小粒は味がしっかり染み込みやすいとは思いますが、大粒の方が食べ応えがありそうなので。
また、日本産(千葉県産です)の落花生は少し値が張るのですが、
私は生来食いしん坊なこともあり、趣味の釣りもたまにしか行けず、外に飲みに行くわけでもなく、なので食べ物だけはなるべく味も良く身体にも良さそうなものを選んで、少し贅沢をさせてもらってます(というかたまにしか食べない食材でもあり、また家族が口に入れる物にはかなりうるさく、買っておいてくれるのですが😅)。
また、わずかであっても日本食材自給率のお手伝いにもなるだろうし、口うるさい、、、いえいえ、体を心配してくれる家族のことも考えて一応そうしてます(笑)。
(▼この落花生は味がしっかりとしていてとても美味しかったので、お勧めです)
そして今回は味付け落花生の他、
牛肉の中華煮(写真の真ん中上)とダービン(大餅:中国の小麦粉料理、写真手前の丸いやつ)も作りました。
これらも東北地方の郷土料理ですが、どれも美味しいので、又今度レシピをご紹介できればと思います。
皆さんも時間がある時にでも、良かったら『落花生の塩香味炒め』を作ってみて下さい!
それでは、最後までお読み下さり、ありがとうございました。
謝謝!