長拳短練
〝長拳短練〟という言葉は私が勝手に作った言葉です
ここでいう長拳とは長拳系の拳法ではなく、動作の数(型の数)が多いことを指します。短練とは動作の数を減らして、短くして練習するという意味です。
一般的に、武術の型を始めようとする殆どの方は、仕事が終わってからの練習です。練習の回数は週一回ぐらいです。
そして自分自身の体調もあります。体がしんどくて練習したくない時もあります。このように諸々の事情があります。
このような状況の中で、動作の数が多い長い拳法の練習は到底できないことです。
例えば、陳式108式とか、楊式85式とか、24式もある意味では長いかも、などなど。
逆にしようとすると(短い時間で沢山の動きをしようとする)、ストレスが溜まってきます。武術の動き(他のスポーツも同じだと思います)が、身につくまでは練習する時間が必要です。これを忘れて、できないことをしようとすると、必要のないストレスが溜まってきます。つまり自然に反しているわけです。
この状況を解決するために、先生と相談して動作の数を減らし、自分にあったプログラムを作って貰ったほうが進めやすいと思います。
このプログラムの作成は年齢、性別、体力、スポーツ経験の有無などと関係していますので、それぞれの希望を聞いた上でよく進めたほうがいいと思います。
〝長拳短練(ちょうけんたんれん)〟をしましょう。
カンフーの練習はきっと楽しくなりますよ