太極拳とカンフーのブログ『天天練功夫』

ある指導者の、あれこれ武道に関する日記です

京都錦林小学校で太極拳

 先週の128日、京都市立第三錦林小学校にて、PTAの保護者の皆さまと太極拳を行いました。
参加者は殆どがお母さんで、子供達が授業を受けている間の息抜きも含めたレッスンでした。
今の冬の時期、すきま風の入る体育館はとても寒いのですが、太極拳は初めての方ばかり、皆さま興味津々で意気揚々と臨まれました。
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この日の太極拳プログラムは、楊式(ようしき)太極拳で、日本で最も知られている二十四式太極拳の原型です。孫・呉・武式太極拳よりも動作が大きく、脚の筋肉や関節を使う割合は比較的強めです。

これらの特徴を踏まえ、初心者のレベルを想定してプログラムを作りました。
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まず体を温めるストレッチを行い、次に中国式健康体操(導引術)、そしてゆっくりと太極拳プログラムを行いました。
広い体育館では体が温まるのに時間が掛かったと思いますが、皆さん集中して頑張りました。
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出来ていないと自信を持てない方もおられたかも知れませんが、最後には手足の関節の細かい動きが、結構みんな出来るようになっていて、短い時間だったにも関わらず、太極拳の色々な動作を繋ぎ連続的に体を動かせていたことが、私から見ると大変良かったと思います。

初心者の方がどの位体を動かすことが出来るか心配でしたが、その必要もありませんでしたね。楽しかったという感想を多くの方から頂けて、とても嬉しかったです。
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 このレッスンで感じたことは、何方でも練習すれば太極拳ができるようになる、ということです。

しかし、太極拳に似たような運動は普段行うことは殆どない為、手足を同時に使う太極拳の動きは初めての方にとっては難しいと思います。
ですが、難しいからこそトレーニングが必要です。
なぜなら、これらの動作が出来るようになった時には、沢山の関節が動くようになっていて、体のバランスが取れるようになっているからです。
是非、太極拳のトレーニングをして、難しいと思っていた動
きを簡単に出来るようになりましょう。その時は、少し体が変わっていることに気が付くはずです。
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 今回、企画して下さった国際交流協会と錦林小学校の皆様、ご参加頂いたPTAの皆々様に、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

太極拳の魅力を伝えられるように、道法自然、陰陽調和の精神を大切に、更に頑張っていきたいと思います。