太極拳とカンフーのブログ『天天練功夫』

ある指導者の、あれこれ武道に関する日記です

長岡京市中央生涯学習センターにて、太極拳レッスンを行いました!

ゴールデンウィーク半ばの5月1日、長岡京市中央生涯学習センター・バンビオにて、徐言偉が太極拳体験レッスンを行いました。
 
最初の1レッスン目は孫式(そんしき)太極拳を、2レッスン目は武式(ぶしき)太極拳を実施。

参加者は初心者の方が多く、年齢層もまちまちでしたが、何方にでも楽しく体験して頂けるようなプログラムを行いました。

 
孫式太極拳は、孫禄堂(そん,ろくどう)先生によって創始され、五種の太極拳(陳・楊・呉・武・孫式)の中で最も動作の範囲や運動量が少なく、開合活歩(かいごうかつほ)太極拳とも呼ばれています。

 

特徴としては全体の姿勢が高く、体重移動の時に必ず後ろ足が前の足についていく跟歩(こんほ)という動きを行うことで、膝にかかる体重の負担が少なく、膝を痛めるリスクも抑えられます。両手は開合の動きを行うことで、運動中に休息が出来て、左右のバランス感覚も無理なく高められます。

また両手で縦の円運動を行いますので、腕の筋肉にもとても良い刺激を与えます。

武式太極拳は、武禹襄(ぶ,うじょう)先生によって創始され、5種の太極拳の内、2番目に運動量が少ないものといえます。

特徴としては、全体の姿勢が高く、膝に掛かる負担が少なく、後ろになった足を伸ばしてから前に寄せて行きます。また、片足の爪先裏で体重を支え、片足の踵を回転して方向を変える動きが独特です。

両手は体の両側から円運動をすることで、他の太極拳より更に全体のバランス感覚が高められます。             

太極拳共に様々な健康効果があり、初心者や運動が苦手な方、体力に自信がない方や中高年の方に適したものです。

 
お蔭さまで多くの方にご参加頂き、1レッスン1時間半の授業でしたが、皆さま最後まで集中して臨んでおられました。

関節の動きを分かり易く組み立てたプログラムも行いましたが、如何だったでしょうか?

最初は行いにくかった重心移動などの動きも、半ばからスムーズに出来るようになっておられましたね。

太極拳の奥深い面白さを、少しでも感じて頂けてましたら、幸いです。

 

お集り頂いた皆さま、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

又、こうした機会を設けて頂き、お世話になりました生涯学習団体交流室の皆さまに、心より感謝申し上げます。

次回も、このような機会を持つことが出来ましたら何よりです。皆さまのご参加も、またお待ちしております!
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太極拳と氣功の違いについてなど、最初に少し説明をしました。
 
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孫式太極拳。動きは小さめですが、運動効果が大変高く、優れた太極拳です。

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武式太極拳」高いバランス感覚が鍛えられます。

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▲最後には、徐言偉が、太極拳の一部を通して演武しました。

皆さま、ありがとうございました!お疲れ様でした。