太極拳とカンフーのブログ『天天練功夫』

ある指導者の、あれこれ武道に関する日記です

シップ桂にて、小洪拳・カンフーレッスンを行いました

少林派の拳法といえば、太極拳と比べて運動量が多く、激しくしんどいと思われがちです。

ですが、個々の身体能力に合わせて無理なく行えば、これほど体の様々な機能を余すことなく使うスポーツはないという位、素晴らしい健康効果が期待できる運動だと思います。

 
先週の26日、京都市西京区にあるスポーツクラブ・シップ桂にて、徐言偉による特別プログラム・カンフーレッスンを行いました。

簡単に内容は、少林寺に伝わる伝統武術〝小洪拳(しょうこうけん)〟を何方でも行えるように、運動生理学に基づいて再構成したプログラムを用い、大きく4つの部分に分けて練習しました。

小洪拳は腕を大きく回す動作が多い武術で、主に上半身の筋肉や関節を刺激して、普段使わない骨や筋力を鍛えます。これにより新陳代謝が活発に促され、同時に全身の持久力が付きます。又、続けて行うことにより肺活量も増えて普段の呼吸を楽にしてくれます。

片足立ちの動作も多くあり、瞬時に手足を動かすためバランス力や瞬発力UPにも繋がります。

動きは直線的かつシンプルで初心者の方でも行いやすく、少林寺の伝統的な武術の美しさや力強さを感じることができる、とても楽しいものです。

私の授業では様々なカンフープログラム(※)を実施していますが、こうした健康効果は小洪拳のみに限らず全般に共通するものだと実感しています。

 
今回は15名定員でしたが、ありがたく直ぐに満員御礼にて終了しました。

皆様、普段は太極拳のみのレッスンを受けて頂いている方々ですが、初めてのカンフーでも気持ち良く体を動かしておられるご様子でしたね。後に疲れが残らないように何より楽しめるように工夫しましたが、如何でしたでしょうか?

お疲れ様でした。本当にありがとうございました。

又これからも定期的に開催したいと思いますので、宜しくお願いします。

今回お知らせはしませんでしたが、スポーツクラブに入会されていない方でも参加できるレッスンとなっております。次回はお知らせしたいと思います。

ご興味がおありの方は、是非お越し下さいませ。

 
※研究会のプログラム名である〝カンフ-〟の意味:元々カンフーとは太極拳を含む中国武術を総称した呼び方の一つですが、研究会では、太極拳有酸素運動)と、小洪拳や南拳など(無酸素運動有酸素運動)をわかり易く区別する為、後者をカンフーとしてプログラム名をつけています。
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